[υ]-εγλ 0002/9/21 PM6:00 ニブルヘイム上空
トシコ:
あれね
ツォンさん
ニブルヘイム魔晄炉が見えてきたわよ
ツォン:
あれはわが社の魔晄炉第1号だ
トシコ:
激動の時代を駆け抜けた施設ね
ツォン:
かなり老朽化しているらしい
トシコ:
今回の作業員
行方不明事件
原因は施設が古いからじゃないかしら?
床が抜けて、みんなライフストリームに落ちたのよ
ツォン:
どうだろうな
その真偽を確かめるのがトシコの仕事だ
トシコ:
了解しました
ティファ:
待ちなさい!
ネコ:
にゃ〜
ティファ:
待ちなさいったら
ティファ:
もう!
臆病なくせにすぐ外へ行きたがるんだから
外は危ないから家に帰るよ
ネコ:
にゃ〜
ティファ:
あっ
ちょっと!
ティファ:
それ以上行っちゃダメ!
この山は危ないんだからっ!!
ツォン:
準備はいいか
トシコ:
いつでもOKよ
ツォン:
では頼んだぞ
トシコ:
了解しました
では行ってくるわ!
ツォン:
風が!?
つ、強い・・・
ツォン:
トシコも流されたか・・・
ツォン:
(無事でいてくれよ・・・)
--ニブル山 頂上付近--
トシコ:
なんてこと!
かなり流されたわ!
ツォン:
トシコ無事か?
トシコ:
平気よ
でも魔晄炉からは随分離れてしまったみたい
ツォン:
西を目指して進めば魔晄炉があるはずだ
すまないが歩きで向かってくれ
トシコ:
了解しました
トシコ:
さぁ!
出発よ!
ティファ:
待って!
ネコ:
にゃ〜
ティファ:
こ〜ら〜
ネコ:
にゃ〜
ティファ:
もう!
待ちなさいってば
ネコ:
にゃ〜にゃ〜
トシコ:
人!?
しかもピンチ!?
トシコ:
ストーップ!
下がってなさい
ティファ:
は、はいっ
--イクセントキマラと戦闘--
ティファ:
あの・・・
ありがとうございます!
トシコ:
あなた
大丈夫かしら?
ティファ:
なんとか・・・
トシコ:
それにしても、あなた
なぜこんなところにいるのかしら?
ティファ:
この子が山に迷い込んじゃって
追いかけてきたらモンスターに襲われたの
ネコ:
にゃ〜
トシコ:
追いかけてきたって・・・
ここがどんな山か分かっているの!?
ティファ:
もちろんです
村の人で知らない人はいないわ
生きては決して越えられない山ニブル山よ
トシコ:
そうね
そして神羅の重要施設がある山よ
だから早々にお引き取り願いたいところなんだけど・・・
ティファ:
え・・・
トシコ:
ひとりで帰すのは危ないわよね
ティファ:
・・・・・・
トシコ:
仕方ない
ちょっとここで待ってて
仕事が終わったら村まで送るわ
ティファ:
お願いします
あ!
私はティファです
トシコ:
私はトシコよ
トシコ:
ああ
やっと見えてきた
トシコ:
あれが魔晄炉か・・・
トシコ:
ん?
トシコ:
(ド・・・)
(ドラゴンっ!!)
トシコ:
連絡よ!
トシコ:
ツォンさん
大変よ
魔晄炉前にドラゴンが発生しています
ツォン:
なんだって!?
トシコ:
壮観よ
いちどにあれだけのドラゴンを見るのは
初めての経験だわ
ツォン:
そんなに多いのか
それで施設内には入れたのか?
トシコ:
いいえ
ドラゴンがいる限り入れないわ
ツォン:
そうか
ならば仕方ない
魔晄炉内の調査は中断だな
トシコ:
分かったわ
でもいつまでも中断するわけにもいかないでしょ
どうするのかしら?
ツォン:
ヴェルド主任と対策を検討する
トシコ:
主任は出張で不在でしょ?
主任とは連絡が取れないと聞いてるわ
ツォン:
緊急事態だ
なんとか連絡をとってみる
とりあえずトシコは村に戻って待機してくれ
トシコ:
了解しました
ティファ:
トシコ!
トシコ:
さぁ!
下山しましょう
ついてきて
ティファ:
え?
どこに行くの?
山を下りるならこっちよ
トシコ:
魔晄炉作業員用のロープウェイがあるのよ
ティファ:
そんなものがあるの!?
ティファ:
全然知らなかった・・・
トシコ:
無理もないわ
神羅専用だから
村の人だってほとんど知らないはずよ
ティファ:
あの・・・
トシコ:
なにかしら?
ティファ:
聞いていい?
ティファ:
クラウドって子知ってる?
トシコ:
クラウド・・・
前に任務で一緒になったことがあるわ
知り合いかしら?
ティファ:
幼なじみよ
ティファ:
ソルジャーになるって2年前に村を出ていった
--回想--
クラウド「俺、ソルジャーになりたいんだ」
「セフィロスみたいな最高のソルジャーに」
ティファ「ね、約束しない?」
「あのね」
「クラウドがソルジャーになって」
「その時、私が困ってたら……」
「クラウド、私を助けに来てね」
クラウド「はぁ?」
ティファ「私のピンチのときにヒーローがあらわれて助けてくれるの」
「一度くらいは経験したいじゃない」
クラウド「はぁ?」
ティファ「いいじゃないのよ〜!約束しなさい〜!」
クラウド「わかった……」
「約束するよ」
--回想終了--
トシコ:
そう・・・
う〜ん・・・
でも・・・
同じ名前なだけってこともありえるわよ
ティファ:
きゃっ!!
トシコ:
何事なの!?
ティファ:
止まった!
ティファ:
あれ見て!
あの鉄塔の下!
トシコ:
!!
ドラゴンが体当たりしてるわ!!
トシコ:
大変
このままじゃ
ティファ:
きゃっ!!
トシコ:
ティファ!
掴まりなさい!
ティファ:
!?
ティファ:
きゃーーーー!!!
トシコ:
(飛び移るしかない!)
トシコ:
うぅ・・・
トシコ:
奇跡
まだ生きてるわ
トシコ:
ふう・・・
危うくこの谷底へ真っ逆さまだったわね・・・
はっ!
トシコ:
ティファ!?
ティファ:
トシコ!
トシコ:
よかった
平気そうね
トシコ:
どうしたの?
ティファ:
あの子が・・・
あの子がいないの!!
ティファ:
はっ!
トシコ:
え?
ティファ:
さっきのドラゴン!
トシコ:
こっちに来たら橋が壊れるわ!
トシコ:
行くしかないっ!
ティファ:
トシコ!?
--ドラゴンと戦闘--
トシコ:
ふう・・・
切り抜けたわ・・・
ティファ:
大丈夫?
トシコ:
当然でしょ
ネコ:
にゃ〜
ティファ:
良かった!
トシコ:
別のが来ないうちに急いで帰るわよ
ティファ:
でも・・
ティファ:
ロープウェイが壊れちゃった・・・
トシコ:
そうね
これは歩いて帰るしかないわね
ティファ:
はい
ティファ:
ここからなら村はすぐよ
心配いらないわ
トシコ:
そうだ!
報告しておかなくちゃ
ティファ
ちょっと待ってて
トシコ:
ツォンさん
ドラゴンのせいで作業員用のロープウェイが壊れました
使用不可能よ
ツォン:
なんだって!?
困ったな・・・
セフィロス隊が調査にあたることになったのだが・・・
トシコ:
セフィロスが!?
ツォン:
社長のご決断だ
結局ヴェルド主任とは連絡が取れずこうなった
トシコ:
確かに
セフィロスなら
あの数のドラゴンも倒せるでしょうね
ツォン:
しかし・・・
ロープウェイがないとなると道が分からない・・・
トシコ
道が分かる者を手配しておいてくれ
トシコ:
了解しました
トシコ:
道が分かる者ねぇ・・・
トシコ:
ティファ
ティファ:
はい?
トシコ:
ネコを追ってきた道覚えているかしら?
ティファ:
ええ
トシコ:
調査隊をそこまで案内してほしいの?
ティファ:
もうイヤ
山道はモンスターだらけだから
トシコ:
安全面は心配いらないわよ
調査隊はセフィロスが率いているわ
セフィロスが一緒なら村にいるよりも安全なぐらいよ
ティファ:
セフィロス!
あのソルジャー1stのセフィロス!?
トシコ:
そうよ
ティファ:
分かった
やる!
トシコ:
よかったわ
トシコ:
ツォンさん
ガイドの手配が終わったわよ
--村にて--
トシコ:
ザックス!
ザックス:
よう!
久しぶりだな
クラウド:
久しぶり
トシコ:
クラウド?
なぜ今日はマスクをしているのかしら?
ザックス:
なに?
クラウドとも知り合いなの?
トシコ:
任務で一緒になったことがあるのよ
ザックス:
なるほどねぇ
クラウド:
・・・・・・
セフィロス:
おい
ザックス
そろそろ切り上げろ
明日の作戦を立てるぞ
ザックス:
OK
今行く
ザックス:
クラウドは夜まで自由にしてろ
故郷なんだろ?
クラウド:
あ、あぁ・・・
トシコ:
クラウドはニブルヘイム出身なの?
クラウド:
まぁね
トシコ:
決まったわ
クラウドがティファの幼なじみの
クラウドなのね!
クラウド:
ティファを知ってるのか?
トシコ:
ええ
明日の調査のガイドを頼んでおいたわ
クラウド:
隊に同行するってことか!?
トシコ:
それがガイドの仕事よ
ティファにクラウドのこと聞かれたわ
クラウド:
!
それでどう答えたんだ!?
トシコ:
分からないと答えたわよ
世界がこれほど狭いものとは思っていなかったのよ
クラウド:
そうか・・・
クラウド:
あの・・・
頼みがある
ティファには俺が戻っていることを黙っててほしい
トシコ:
え!?
クラウド「俺、ソルジャーになりたいんだ」
「セフィロスみたいな最高のソルジャーに」
トシコ:
(だから今日はマスクを外さないのね)
トシコ:
任せなさい
私は口がかたいのよ
クラウド:
サンキュー
恩に着る
翌日の朝
調査隊は魔晄炉へ出発した
調査を終えて
調査隊が戻ってきた
トシコ:
セフィロス!
調査結果を教えてく・・・
ザックス:
トシコ
気にすんな
セフィロスの様子が調査中に急におかしくなったんだ
トシコ:
(セフィロスは どうしたのかしら?)
セフィロスはそのまま
何かを熱心に調べ始め
ずっと出てこなかった
ツォン:
セフィロスの様子は?
トシコ:
変わりなしです
今日も資料室に閉じこもっているわ
ツォン:
セフィロスの異変の原因は分かったか?
トシコ:
ええ
魔晄炉の中を見てから様子が変わったみたい
ツォン:
そうか・・・
(主任不在だというのになぜ問題ばかり起きるんだ・・・)
(これ以上悪いことが起きなければいいが・・・)
トシコ:
ツォンさん?
監視だけで本当にいいの?
ツォン:
情報が不足していて手の打ちようがない
そのまま監視を続けてくれ
セフィロスに動きがあったらすぐに連絡するんだ
トシコ:
了解しました
そしてついに事件は起こった
トシコ:
ツォンさん!!
セフィロスが
トシコ:
村に火を放ったわ!!
ツォン:
なんだって!?
トシコ:
このままでは村が消滅するわ
ツォン:
セフィロスはどうしている?
トシコ:
魔晄炉へ向かってるみたい
ツォン:
くっ
(もっと積極的に手を打っておくべきだった)
トシコ:
ツォンさん
このままじゃセフィロスが何をするか分からないわ
セフィロスを追うわよ!
ツォン:
我々もすぐにそちらへ向かう
道路確保のため山道のモンスターを退治しておいてくれ
トシコ:
了解しました
ツォン:
(この事件は私の判断ミスだ)
(主任・・・)
(こんなときになぜ不在なのですか・・・)
トシコ:
急がなきゃ!!
魔晄炉は北西にあるのよね
(モンスターも倒さないと)
トシコ:
まだドラゴンが残ってたのね
やるしかない!
トシコ:
魔晄炉
この中に・・・
ティファ:
ひどい・・・
ティファ:
許さない!!
ザックス:
(ティファ無茶すんなよ)
--ニブルヘイム魔晄炉内部--
トシコ:
セフィロス!
セフィロス:
!
セフィロス:
裏切り者か
トシコ:
意味のわからないこと言わないで!
なぜ村に火をつけたの!?
村が全滅よ!?
セフィロス:
オマエ達への戒めの序章にすぎない
この星は母さんが支配するはずだった
しかし、オマエ達が母さんから星を奪った
トシコ:
ちょっとお待ちなさいよ
セフィロス:
黙れ
裏切り者!
トシコ:
!?
トシコ:
うぅ・・・
(なんて力なの・・・動けない・・・)
セフィロス:
オレは選ばれし者
トシコ:
(動いて!私の体!!)
セフィロス:
この星の支配者として選ばれし存在だ
俺はオマエ達からこの星を取り返す
トシコ:
許せないわ・・・
セフィロス:
そして・・・
略奪者であるオマエ達は罰として俺が処刑する
トシコ:
そんな理由で・・・
セフィロス:
処刑までのわずかな命・・・
惜しいならば今すぐここを立ち去れ!
トシコ:
罪もない村人を・・・
トシコ:
殺すなんて!
クラウド:
おい・・・
トシコ:
・・・・・・
クラウド:
トシコ!
トシコ:
ん・・・
クラウド:
トシコ!
生きてるな!
しっかりしろ
トシコ:
うぅ・・・
クラウド:
あんたはもう少しここで待ってろ
俺はティファを見てくる
クラウド:
セフィロス!!
許せない!!
トシコ:
クラウド!?
トシコ:
クラウド!?
セフィロスを追ったのね!
無茶だわ!
ネコ:
にゃ〜
トシコ:
!?
ティファのネコ!?
トシコ:
ちょっとどこへ行くの?
トシコ:
ティファ!
ティファ!!
ティファ:
う・・・
トシコ:
ふぅ
息はあるわね
ティファ:
うぅ・・・
トシコ:
ティファ
しっかりしなさい
クラウドよ
クラウドが約束どおり
ティファのピンチに助けにきたのよ
ネコ:
にゃぅ〜ん
ザンガン:
ティファ!!
トシコ:
!?
ネコ:
にゃ〜
ザンガン:
ティファ
大丈夫か!?
トシコ:
気を失っているわ
ひどい怪我だけど
すぐ手当てすればなんとかなるわ
ザンガン:
間に合ってよかった
トシコ:
ところであなたは?
ザンガン:
わしはザンガン
ティファに格闘術を教えている
トシコ:
ティファのお師匠様ね
いいところに来てくれたわ
ザンガン:
ティファのネコのおかげだ
トシコ:
ティファのネコ?
ザンガン:
ああ
ティファを捜していたら
こいつが駆け寄ってひどく鳴いてな
もしやと思いついてきたのだ
トシコ:
あなたがザンガンさんを案内したのね
素晴らしいわ
ネコ:
にゃ〜
トシコ:
ザンガンさん
ティファをお願い
ザンガン:
もちろんだ
あんたはどうする?
トシコ:
まだよ
他の人もまだいるはずなの
様子を見てくるわ
ザンガン:
気をつけろよ
トシコ:
ええ
ザンガンさんもお気をつけて
ザンガン:
うむ
ザンガン:
気をつけていけよ
トシコ:
はっ!
ザックス:
うぅ・・・
トシコ:
ザックス!!
トシコ:
あなたまでセフィロスに!?
ザックス:
これくらい・・・
平気だ・・・
それ・・・より・・・
クラ…ウドが・・・
奥に・・・
頼む・・・
トシコ:
分かったわ
任せておきなさい
クラウド:
うぅ・・・
セフィロス:
ん?
クラウド:
うぉぉぉぉ
クラウド:
はぁ
はぁ
セフィロス:
そ・・・んな・・・
ばかな・・・
オマエは・・・
いったい・・・
クラウド:
はぁ
はぁ
セフィロス:
その瞳の色は・・・
セフィロス:
フッ
セフィロス:
誰にも俺の邪魔はさせない
トシコ:
クラウド
しっかりしなさい
セフィロス:
母さん・・・
オレと一緒にこの星を取り戻そう
トシコ:
!!
セ、セフィロス!!
ウソ・・・
トシコ:
セフィロスが
魔晄炉に!?
なんでなの!?
トシコ:
ツォンさん!
大変よ!!
ツォン:
トシコか
どうした?
トシコ:
セフィロスは・・・
セフィロスが・・・
ツォン:
トシコ
少し落ち着け
トシコ:
セフィロスが魔晄炉に転落
確実に
死亡よ
ツォン:
なんだって!?
(セフィロスは村を潰している)
(こんな不祥事いったいどのように隠ぺいするんだ?)
(主任・・・早く戻ってください・・・)
この星の英知が我に流れ込み
新たなる力が我に満ちる